ロイターの記事を引用↓

[ニューヨーク 6日 ロイター] 金利の上昇は、米経済には足かせになるかもしれないが、高利回りを追い求める投資家にとっては昨夏以来の良いニュースだ。ここ数カ月間に積み上げられてきた需要を背景に、債券ファンドへの資金流入額は6月4日の1日だけでも25億ドルに上った。

 5日遅くに発表されたリポートによれば、これは債券ファンドセクターへの流入額として2000年以降で2番目に高い水準。

 ただ、債券ファンドに流入している資金は、株式から流れてきたものと限らない。株式ファンドも、債券ファンドよりは緩やかだが伸びが続いている。

 米調査会社トリムタブズ・インベストメント・リサーチによれば、6月の最初の2営業日の債券ファンドへの資金流入額は32億ドルだった。

 さらに、手数料の低さで個人投資家に人気のファンドであるバンガード・グループも、同社の債券商品、特にバンガード・トータル・ボンド・マーケット・ファンドに対し似たような需要を確認している。

 バンガードのスポークスマンによれば、2007年1―4月の同社債券ファンドへの資金流入額は92億ドルで、前年同期の36億ドルから2倍以上に増えた。

 ただ、一部ではこの状況を、金利上昇は始まったばかりで最も利回りが期待できるのは先になるという兆候、とみる向きもある。トリムタブズのチャールズ・バイダーマン最高経営責任者(CEO)は、投信に投資する人は「相変わらず市場のタイミングをつかむのが下手だ」と指摘している。

 債券ファンドへの資金流入は過去5カ月連続で130億ドルを超えていたが、同CEOによれば、今回のような極めて高水準の流入は、米10年債利回りが間もなく5%を上回ることを示唆しているという。

 実際に、指標の米10年債利回りは6日、それに近い水準となっている。

 バイダーマンCEOは、リポート発表後のインタビューで、債券ファンドへの流入資金は、預金証書など貯蓄口座から来ていると指摘した。・・・・

この記事が6月7日のもので、実際に米国10年債利回りは5%を超え、現在5.118%。米ゼロクーポン債の利回りは約5.3%のものまで出てきました。久しぶりに・・・・。

このバイダーマンが言うようにこの先金利はもう少し上昇するのか(5.5とか5.6とか・・・)、ドル円の為替の動向とともに、今週注目します。

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