16日の東京外国為替市場は、財務相就任が決まった藤井裕久氏が、為替介入に否定的な考えを示したことを受けて円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時、1ドル=90円15銭近辺と、約7カ月ぶりの90円割れ寸前まで急伸した。午後5時現在は、前日午後5時比85銭円高・ドル安の1ドル=90円26〜28銭。

 藤井氏は16日午後、記者団に対し、最近の円高傾向について「緩やかな動きであれば介入することには反対だし、介入できない」「輸出(産業への悪影響)で円高反対という考えはきわめて一方的。円高の良さは非常にある」などと発言。これが市場に伝わると、1ドル=91円付近で推移していた円相場は一時、約50銭も急上昇した。市場では「民主党の円高容認論が改めて裏付けられた」(みずほ銀行の森伸次氏)との見方が強まっている。【小倉祥徳】

いきなりの円高容認でドル円は90円台前半に。日本の株価が円高=株安の動きになっているのだから、財務相が安易に円高容認するべきではない。

嘘でも、介入をちらつかせておかないと、株価がとんでもないことになってしまいます。

円高の良さなどと言っていたら、企業の業績は大きく悪化してしまう。