ソニーの決算、上方修正でした。もう少しもたつくと思っていたのですが、意外に早く立ち直ってきました。

[東京 26日 ロイター] ソニー<6758>は、2005年度通期連結業績予想について営業損益を従来予想200億円の赤字から1000億円の黒字に上方修正すると発表した。第3・四半期(10─12月)に新ブランドの液晶テレビ「ブラビア」の販売が好調に推移したのに加え、為替相場の円安進行や株価回復による金融事業の収益拡大が貢献したのが主因。

 同社は、2005年度通期連結売上高については従来予想7兆2500億円から7兆4000億円に、当期損益については従来予想100億円の赤字から700億円の黒字にそれぞれ上方修正した。第4・四半期(1─3月)の前提為替レートは1ドル=114円前後に設定した。9月時点の同社の下半期前提為替レートは1ドル=107円前後だった。同社は、販売好調から2005年度液晶テレビ販売台数計画を従来予想250万台から280万台に引き上げた。

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 第4・四半期(1─3月)について、ソニーの大根田執行役は「保守的にみている」と述べた。第4・四半期は季節要因として第3・四半期よりも売上高が大幅に落ちるうえ、ゲーム事業も第4・四半期は落ち込みが激しいという。

 同社の第3・四半期(10─12月)連結業績は、売上高が前年同期比10.2%増の2兆3676億円、営業利益が同46.8%増の2028億円、当期利益が同17.5%増の1689億円だった。売上高と当期利益は四半期ベースで過去最高を記録した。円安効果と液晶テレビを中心としたエレクトロニクス事業の回復、さらに金融事業の拡大が寄与した。
 同社は、2005年度末までに製造拠点統廃合7拠点、人員削減4500人、資産売却600億円を実施し、コスト削減330億円を実行すると発表した。

それと、今日の三洋電機。ストップ安。原因は・・・・

【1月26日 14:15 テクノバーン】前日は創業家出身の井植敏代表取締役の辞任を歓迎して東証1部値上り率ランキングでも上位に入る大幅高となっていた三洋電機 <6764> が一時、前日比55円安(15.80%)の293円まで下落するなど急反落。

既に発表済みの増資に関連して優先株の発行価格は70円になると発表を行ったことが売りを誘う要因となっている。

70円で優先株が普通株に転換された場合、既存株式は3倍に希薄化することとなることが既存株主の狼狽売りを誘っている。