英ファイナンシャル・タイムズ紙は「日本は円買いすべきだ」との社説を掲載したと今日の日経新聞夕刊2面に載っていました。
「為替介入は悪いこと」としながらも、「円安で欧州企業が輸出競争力の低下にさらされている・・・。」
「景気後退懸念があるため、日銀は利上げに踏み切るべきではないが、死んだカネとなっている八千七百五十億ドルの外貨準備高を減らして円買いを進めるべきだとも主張。」
「ただ、円買いは一時的な手法で中期的には内需拡大により金利上昇に結びつけるべきだ・・・」
・・・・・でも、利上げに踏み切るべきではないが、為替介入でなんとか円高に!という説はどうなのでしょうか?
もう為替介入では相場は動かなくなっているのでは?
個人のFXや投信による外貨購入による円売りで現在の円安の状態が続いてるのに、一時的な介入による円高誘導は、日本人の個人投資家に絶好の外貨の買い場を与えてしまうと思う。(海外の高官の発言や新聞の社説では、日本が今でも為替介入しているかのような文言が多い!)そうして、さらに円安・ドル高・ユーロ高が進んで・・・・。
中央銀行の判断、方向性、変化の速度調整程度。
TVで日銀幹部が、ハッキリ複数言っています。
一国内でのその国の通貨の総量。
為替(営利を目的とした)総量。
中央銀行の介入総量。
全て桁が違うはずです。
この円安は、円キャリーの為。
自国の金利で住宅ローン・事業資金などを円キャリーで調達しているそうで、その統計すら不明。
一時的ではなく、円高傾向になった時・・・そのスピードは・・・