東京 12日 ロイター] 東京証券取引所と大阪証券取引所は12日夕、不正会計問題で上場維持かどうかの局面にあった日興コーディアルグループ(8603.T: 株価ニュース , レポート)株式の取り扱いについて、上場維持を決定したと発表した。3月13日付で監理ポスト割当を解除する。

 東証と大証は上場維持を決めた理由について、虚偽記載を行い、その影響が重大であるときと定めている上場廃止基準に該当しないと説明している。日興CGに対しては、虚偽記載問題で注意勧告を行ったと発表した。

 市場では、日興CGの不正会計問題は組織ぐるみとの見方も出ていたことから、上場廃止の可能性が高いとの見方が強かった。東証や大証が下した判断について、野村資本市場研究所の大崎貞和研究主幹は「上場維持は予想外。しかし、完全にクロと断定できるケースとは言いにくいため、取引所がそう決定したのであればやむを得ない」と語った。

やはり日興コーディアルは上場維持。こういうニュースを見ると、やっぱり日本はアジアの国の一つだな、と思ってしまいます(べつにアジアの国々を蔑視しているのではありません)。 妙に湿っぽい、洗練されていないと感じるのです。

東証、大証は不正会計問題についての線引きを迫られると思う。

ライブドアの件は「影響が重大である」と判断し、3大証券会社の一つである日興の今回の件は「重大ではない」との判断。

どうなんでしょうか?