藤原さんという方から、米国の利下げのゼロクーポン債の価格・利率への影響についてのコメントをいただきました。↓
・・・・・・(略)・・・・米国FOMCが18日に迫っていますが0.25%ないしは0.5%の利下げ、年末までには更にFFレートの利下げが予測されています。
この利下げが行われると米国ゼロクーポン債の価格はどうなるのでしょうか??
FFレート利下げ→株価の上昇→債券価格の下落(利回り上昇)となるのでしょうか?・・・・・(略)・・・・・
とても興味深い問題で、夜遅くまで考え込んでしまいました。
・・・・・・まず、コメント欄にも書いたのですが、債券の基本は「利下げは債券価格の上昇(利回り下落)」だと思います。ただ、今回の利下げはサブプライム問題解決のための利下げなので、藤原さんの書かれた >FFレート利下げ→株価の上昇→債券価格の下落(利回り上昇)も一時的にはあるかもしれません(債券に逃げていた資金が株に流れるため)。
で、結局どうなるのかというと、短期的にはどちらもありのような気がします。
でも、FFレートは日本の無担保コール翌日物金利と同様の短期金利なので、そのFFレート下げが、必ずしも長期金利に影響を及ぼすとは限らないと思います。長期金利を決めるのは市場なので(FFレートの動向から長期金利を予測し債券の売買を行い、それが長期金利に反映されていく)。第一、米国はインフレ懸念があるので、FFレートもそれほど頻繁に大きく下げられないのではないでしょうか。
では、長期金利は今後どうなるのかということですが、
FFレート下げで現在の長期金利と短期金利の逆転現象(短期金利のほうが高い)が解消されていくぐらいで、長期金利はあまり変化がないような気がしています。3.5%〜6%ぐらい??で行き来するのではないでしょうか。(米10年債利回りチャート)
今日現在のゼロクーポン債(期間20年前後)の利回りが約4.6〜4.8%なので、これぐらいの金利で十分と考えるなら、ゼロクーポン債購入もありだと思います。
・・・・結局、長期金利の予想はプロでも難しいらしいので、単純に、「5%越えるぐらいで買おうかな」ぐらいの気持ちで購入するぐらいが良いのかもしれませんね。
※これらはすべて一素人の考えですので、予想が外れたり、間違っていたりしたらごめんなさい。
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イベント(FOMC等)の前にじたばたするよりは又5%超える時が有れば購入しようぐらいの気持ちでいくようにします。ゼロクーポン債は57歳(13年後)〜70歳ぐらいまで毎年8000ドル程度償還になるよう購入していきたいと考えています。57歳程度でセミリタイアに近い生活をしたい(姉さん女房なんで一緒に遊ぶ年限が少ないから・・・!)と考えいろんな海外株式ETFや債券ファンド、ユーロ建て・加ドル建て・豪ドル建てゼロクーポン債、低レバレッジ(1〜1.5倍)のFX(スワップ金利は家内のこずかい&月1の一泊二日旅行用です)等に手を出しています。今日のブログを読ませていただいて、僕だけが分かっていないんじゃ無くて、一般論からでも、FFレート引き下げ→ゼロクーポン価格???ということが分かりましたので十二分に参考になりました。
ありがとうございました。