公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が26日発表した2009年4〜12月期の運用実績によると、市場運用利回りは7.96%で、運用益は7兆4086億円だった。欧米の株式市場が好調で、運用益の半分超を稼いだ。金融市場が落ち着いたことで08年度の運用損失の約4分の3を取り戻した格好だ。

 運用利回りは内外株式、内外債券など全資産でプラス。国内株はドバイ信用不安や円高による影響が響いたが、外国株がけん引役となった。また10〜12月期の運用利回りは1.73%で、09年第1四半期以来、3四半期連続のプラスだった。(27日 01:03)   〜NIKKET NETより引用〜

こういうニュースはマスコミは絶対に大きく取り上げない。大きな損失を出したときだけGPIFを叩く。

・・・・ついでにこんなニュースも・・。

厚生労働省が22日に開いた公的年金の運用機関である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に関する検討会で、年金資産の分割運用案が浮上した。約120兆円に上る年金資産を、国債を中心にした低リスク運用と、株式など積極的に収益を求める運用に分割する案で、中長期的な課題として議論する。ただ法改正などの手続きが必要で、実現までの道のりは遠い。

 検討会には、長妻昭厚労相のほか、独立行政法人を評価する総務省から原口一博総務相らが参加した。年金資産の分割案を主張したのは、高速道路の無料化などを持論とする総務省顧問の山崎養世氏。100兆円を超える資産を効率的に運用するのは非現実的だと指摘した。原口総務相は「1つの機関で運用できるのか」と述べ、組織の見直しに言及した。

 ただGPIFを所管するのは厚労省。長妻厚労相は年金資金について、安全運用を基本にする姿勢を示している。

120兆円を分割する方が非効率的だと思うのですが・・・・。50兆を国債、30兆を外国株・・・・というように分割するのでしょうか??それなら今でもGPIFはやっているはず。GPIFの仕事は利回り目標に基づいて資産を配分することなので、意味が無い。

それより利回り目標を明記しないことを決めたり、年金を安全運用(ほとんど債券で?)しようとする民主党の長妻厚生労働相の存在自体が公的年金の足枷になってる。